中古車を購入する際には、まず予算を明確にしておく事が大切です。車の購入では、車両本体の価格とは別に様々な諸費用が掛かります。その諸費用を予め把握しておくと、具体的な予算計画が立てやすくなります。
諸費用を把握する上で押さえておくポイント:諸費用には、中古車を購入して登録する際に必要となる税金や保険代などの法定費用と手数料があります。
法定費用とは、国が定めた基準に則って請求される税金や保険料です。車検残の有無や車の排気量によって金額は異なるのですが、算出方法は全国一律です。
一方、販売店へ支払う手数料は、車の登録代行の際に掛かる手数料や販売店の労力に対する費用のため、金額は店舗ごとに異なります。
法定費用
■ 自動車税
車の排気量によって課税される金額が異なる税金で、毎年4月~5月末までに納める必要があります。年度の途中で車を購入した場合には、登録した翌月から年度末までの金額を納税します。
■ 自動車取得税
車種やグレード、仕様ごとに定められた基準額と残価率で算出された「取得価額」に3%(軽自動車は2%)を掛ける事で、自動車取得税の金額が決まります。取得価額が50万円以下の場合は、自動車取得税は課税されません。
■ 自賠責保険料
車の所有者が必ず加入すべき保険で、一般的には「強制保険」とも呼ばれています。中古車購入時に車検が残っている場合には、その期間分の保険料の支払いが必要です。
■ 消費税
他の商品同様、車を購入する際にも消費税が掛かります。車両本体価格だけでなく、オプション装備や付属品、登録手数料などに対しても消費税が課税されます。
その他手数料
■ 登録費用
車の所有者の名義を変えるために行う登録手続きは、基本的に販売店が代行致します。登録費用はその手続きの際に掛かる費用で、様々な条件によって金額は異なります。
■ 車庫証明費用
車を購入すると、車を保管する場所の登録も必要です。車庫証明費用は、申請代行を販売店へ依頼する場合に発生します。そのため、ご自身で行う場合には法定費用のみ負担する事になります。
■ リサイクル料金
リサイクル法に基づく費用で、中古車の場合にはリサイクル預託金を購入時に支払う必要があります。車の条件によって価格は異なりますが、相場としては1万円弱~2万円程度です。
この他にも自動車重量税や納車費用、下取り費用などの諸費用が掛かる場合もありますので、具体的な予算を把握したい方は一度お問い合わせ下さい。